share the sun Vol.01

インターネット。

Theme of share the sun Vol.05

インターネットが生み出すこと、
インターネットが破壊すること。

僕らの生活に欠かせなくなったネットの世界。
デジタルで無機質なようであり、
感動的な瞬間を生み出すこともできるもの。

勝手に無限に増えているようで、
実は誰かが増やしてるもの。

このshare the sunも、
人がいないと止まってしまいました。

あなたにとって、ネットの世界はどう見えているのか。
何が見えているのか。
そんな話が聞きたいです。


share the sun Vol.05
「インターネット。」
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Word形式とリッチテキスト形式のファイルが入っています。お好みで。

違和感の正体

CHM

あくまで偏見の話。

仕事場ではJ-WAVEが流れているんだが、あるラジオCMがずっと気になっている。
CMの内容は海外進出をするクリスタルKのPVを海外で撮影するためにクラウドファンディングで資金を募ろう!というもので、CMが流れる度に違和感を感じていた。

そもそもクラウドファンディングとはなんぞや?という人もいると思うので簡単に。
企画やアイデアはあるのに資金が無い。
そんな人がインターネットを通じてアイデアを発表し、賛同する人が各々お金を出し合って実現するという今の時代ならではの資金調達方。
僕が知ってるのは撮影機材や破棄されるフィルムのアーカイブをクラウドファンディングで募ろうってのはよく聞いてきた。

話を戻そう。このクリスタルKの企画の違和感は、J-WAVE主導の企画ではあるものの資金調達のターゲットが明確な点。
アーティストのPVを撮るために資金を募って誰がお金を出すのかというと、ファンしかいないんじゃないかと。
それはやり方が汚いんじゃないかというのが違和感の正体。
実は同時期にSOURも同じくクラウドファンディングでPVの資金を募っている。しかしこちらに違和感は無い。その大きな違いというのが、企画内容の提示度合いだ。
SOURの場合はこんな企画がしたい、それを実現するためにはこれが必要で、そのためにお金がいるんだ!という明確なお金の使い方が明示されているところ。

クリスタルKの場合は海外でストリートPVを撮りたいという説明で止まっている。「資金の集まり具合で企画を変えちゃおうか」なんて声が聞こえてきそうなのだ。
それ故に、アーティスト名を聞いて諸手を挙げて参加するファンのみをターゲットにしている様に思えて汚いと感じてしまう。。。

とまぁネガティブな事をつらつらと書いてきたけど、出資者にはもちろんメリットがある。クリスタルKの場合は出資の額が3タイプあり、PVのクレジットに名前が載る、未発表音源が貰えるなどあるが、最高額の200万の出資者には結婚式などのイベントでアーティストが直接ライブをしてくれるなど、ファンにとっては夢の様な見返りだ。
そんな事これまでテレビの企画ぐらいでしか聞いたことが無い。

インターネットが普及したことで、こういった資金調達の方法などこれまでなかった新しいフォーマットが出てくるのは、面白い事をやりやすい環境がどんどん整ってきてるんだなと思うと同時に、自発的に動いていかないと置いていかれてしまうんじゃないかとも思うわけでした。


参考URL
▼J-WAVE クラウドファンディング
http://techwave.jp/archives/j-crowd-music-1st-crystalkay.html

▼SOUR クラウドファンディング
http://wired.jp/2013/09/05/sour-mv-life-is-music/

電気羊の話

鈴木 杏奈
港湾労働者

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』という、映画『ブレイドランナー』の原作になった本がある。そこでは、アンドロイドと人間を判別するために、フォークト=カンプフ性格検査法というものが用いられている。これによると、アンドロイドの場合、人間よりもはるかに低い感情移入度を示すという。しかし、問題は、この検査によって誤った結果-人間をアンドロイドと判定する結果-がでてしまうということだった。

 機械=無機質というイメージが振り払えないのは、そうでなければ、自分との境界を保てないということにある。機械が体温を持つ、親しみにあふれたものであるとすれば、自分ははたしてそれらよりも優れていると断言できるだろうか?と人は考えるのではないだろうか。

インターネットに対する感情も、それに似ている。とても便利で賢いこの隣人に、いつしか自分をすべて理解され、自分の思考が侵食されるんじゃないか、という畏怖が、いつもどこかに存在しているのだ。だから、「もしかして:」と表示された内容が自分の思うものと違っていると、少し勝ち誇ったような気持ちになったりしている。

 冒頭の問いに立ち戻ってみると、アンドロイドはペットを愛するような感情を持ち合わせていないと考えられているため、答えは「夢を見ない」ということになる。ところが、この本では、育った環境に応じてたとえ人間であっても低い感情移入度を示しうることが示唆されている。ゲームで育った子供が、人の死に鈍感だ、というような話だろう。

 非対面型のコミュニケーションであること、そして時間的コストの飛躍的な削減によって、インターネットもまた価値の軽視を生み出しうる存在だといえる。匿名性のある発信方法はストレスの少ないものであるし、かけた労力や時間が少なければ、その対象への関与も希薄になりうるからだ。匿名性が高いということは、存在感を発揮するのが難しいということでもある。そうして知らず知らずのうちに、インターネットが限界を設定しはじめる。

しかし、目の見えない人が優れた触覚をもつように、あるものが失われるとまた別のものが秀でるということはある。たとえば、インターネットという媒体が生み出すそうした弊害を補うために、発信者が工夫をするようになりはしないだろうか。

匂い立つような文章、熱気の充満した動画、そうした異彩をはなつものこそが注目を集めるのがインターネットの世界だろう。有象無象の中から選び抜かれるために、インターネットの限界を遥かに超えて体温を伝えようと努力する人が次に何を見せてくれるのか、とても期待している。

ソコは違うでしょう!

大谷 哲朗
〜俳優〜

 コタツから出る必要がなくなる日が近づいている。
お買い物や文通なんてお手のもの、
映画サマーウォーズに出てくるオズの世界なんてもはや現実味を帯びている。
そのうち脳みそになんらかの細工を施せば、
バーチャルの世界で人と対話や遊び、仕事までできてしまうのだ。
その世界がつくれるのなら、空を飛ぶことも、カメハメ波も、
どこでもドアさえ使用可能なのである。
コタツはいいぞ!時間がもったいない!
さて、私は俳優である。
間違えた、吾輩は俳優であるというべきであった。
台本がメールで届く時ほど嫌気がさす時はない。
監督、やる気ないんですか!
それ料理人が客に鍋振らせるのと同じですよ!
錦織圭がラケットの代わりにお箸持って来ちゃうのと同じですよ!
うんことおしっこ一緒にでちゃうのと同じですよ!
メガネ頭の上にありますよ!!!!
そこはペペッとすませないで下さい。
やっぱり紙で。本でいただきたい。
わざわざプリントするのが面倒だというのもあるが、
監督がその面倒を俳優になすり付けるということはだ、
監督、あなたの評価、下がってますけど!
こっちも見てますけど!やる気ないんですか!
と、こうなる。
時間がなかなかとれないとか、いろいろありますが。
昔はメールがなくてもやってたんですよー
いい映画いっぱいあるじゃないですかー
メールでは届かないモノを人は届けられるのです。
以上!!

※錦織圭さんの話はフィクションです。

あみあみ になった ごちゃごちゃ の世界

あちふみか
rythmique | create | perform...sucre

インターネット。
そこにあるものは、誰かに与えられた情報でしかないということ


ほんとうに信じられるものは

目で見えたもの
身体が感じとったこと
たいせつな誰かに教えられたこと
自分の足で探し当てたもの

ではありませんでしたか?


うえ から した へ
みぎ から ひだり へと

湧いては過去になるおびただしい情報量を
            わたしたちは噛み砕くのが難しい



時に溢れて  途方に暮れてしまいます

色鉛筆で描いた ぐるぐる が混じり合ってやがて黒になるように
そこは果てし無くて薄っぺらい世界なのかも。

特定秘密保護法

Muneto
Mover

インターネットが通信プロトコルを用いて全世界のネットワークを相互に接続した巨大なコンピュータネットワークという観点から思うと、今日の僕にはほぼ無くてはならない存在となりつつあります。
たとえば、巷では良く見かけることですが、僕はテレビを所有してないんですよ。そして、情報を得る術はおおよそラヂオとインターネットとなりまして、今では非常にお世話になっております。ですので、僕にとっては、非常にありがたい存在です。
それとともに、インターネットでは情報が目に見えない形であっちこっちに飛び回っている実感しておりまして、緊張しながら対応しています。通信プロトコルによって全世界とつながっているコンピュータにおいて、作業する際には常に全世界に見られているのだという自覚を持ちながら扱っています。(どんな機密も手を凝らせば手に入れることが可能とも思いますが)どんな内容でも、だれでも、いつ、何が、どのように他者に伝わってしますのかわからないはずです。
僕の場合はできる限り、熟慮し練りに練った内容をoutputするようにしていますが、知らないうちに情報は溢れて染み出しているものだとも実感しています。調べればわかってしまうのです。
といったことで、僕にとってインターネットとは、かけがえのないbusinessパートナーということだ感じました。

少々脱線させていただきまして。
ついに、s.t.sが再開されてほっとしました。
主宰者の方には改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。今後もインターネットを通して勉強させていただきたいと思っています。

お相手は、Mover Munetoでした。
ありがとうございました。

偶然なのか、必然なのか。

稲田 拓郎
ウェブデザイナー

ネットの手軽さ、SNSの普及によって生み出されたもの、そのひとつはコミュニティです。
ある出来事に対して興味を持つ人がネット上で集まり、会話をして、現実世界で出会う、ということがすごく簡単になりました。そのコミュニティは世界中に無数に存在し、そこから生まれるおもしろい出来事がたくさんあります。
性別、場所、時間を超えて作ることができることは素晴らしいです。

ただ、これを自分のこととして考えた時の話。


人の時間は有限であり、必然的に出会う人も限られます。その中で誰と出会うか、誰と共に過ごすか、人生でとても大切な要素です。もしかしたら僕は、それが「ネットに存在する人」だけになっていないかと思ってしまいました。

物足りないと言う訳じゃありません。日々更新されていく情報、それはお互いをより知り合え、理解を深めていると思います。それにより、その人をもっと好きになれていると思います。しかし、その流れ追っていることで、「更新されていないこと」を忘れ去ってしまっているのではないかと思ったのです。


今回のshare the sunは何人書いているか分からないけど、今回のテーマを知っているのは、基本的にはFacebookグループの人と、僕がメールを送った人です。僕はそれ以外の人を忘れていたのかもしれないし、伝えようという努力を怠ったのかもしれないし、このくらいでいいやと思ってしまったのかもしれません。

時間の制限がある以上、すべての事に同じ密度で接することはできません。それは憂うことではないし、だからこそ濃いものが生み出されるのでしょう。ただ、どこかが濃くなれば、どこかが薄くなるもの。そんな当たり前のことを忘れていたと反省しました。


僕にとってインターネットは、コミュニティを作っているのか、維持しているのか、加速させているのか。
今回分かったことは、暇な時に無意識に見るタイムラインの情報でも、確実に現実世界に影響している、ということでした。




話は変わりますが、
インターネットとshare the sunは少し似ていて、
知る幸せと、知られる幸せによって成り立っているメディアだと思います。

もっとたくさんの人にそれを感じてもらって、
「ネットに存在しない人」も、月一回「share the sun」には存在する。
そこで少しだけその人のことを理解できる。
そんなメディアにしていければいいなぁと思いました。

ファンタジー

コウ リョウタ
サラリーマン

インターネット

大切なのは、使い方。

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サラリーマンをしよって、特に自分のおる業界は、ネットの情報を鵜呑みにする人と、よくわからん!と端から自分からは遠いものやと決めつける人にわかられる傾向にある気がする。


その中で、最近いろんなとこに行く機会があって思うのは、やっぱり、百聞は一見にしかず。やないけど、自分の目で見て初めて、知れるんやなってすごい思う。

最近聞いた、『目でみたまんま、写真に出来たらいいのに』って言葉に、凄い共感したように、ネットで得た情報を鵜呑みにするのは危ないし、かといって、凄い情報箱を利用せんのはもっないなぁーって思う。

っていう、何が言いたいってのは上手く表現できんのやけど、

最後にファンタジーな話をひとつ。

インターネットの、URLの始まりが『WWW』で、ローマ数字にすると666とヨハネの默示録に出てくる悪魔の数字になる。って話は聞いたことある人もおるかもしれませんが、

とあるアメリカのある聖書研究家がコンピュータが世界支配のための機械獣になるだろうと言っていて。
その理由は、彼らが発見したある法則にある、6を基盤にアルファベットを6の倍数に置き換えていって、

A=6、B=12、C=18・・・・・・・・X=144、Y=150、Z=156みたいに。

次にこの数字にCOMPUTER(コンピューター)という単語に当てはめてみると、

C=18
O=90
M=78
P=96
U=126
T=120
E=30
R=108

C+O+M+P+U+T+E+R=666

合計してみると、悪魔の数字「666」になるという、そんな話を初めて見たときに面白いなーって思ったことを、いなでぃーが紹介したデジモンの映画を見ながら思い出しました。

We Can Work It OUT!!

平原 慎士
Musician

宣伝も兼ねて、現在鋭意制作中のプロジェクトの紹介をします。
いま、インターネット上のオンライン・スタジオという物をつくっています。
それは、制作と発信を同時にできる場所を持とう。ということから始まりました。
誰でも発信力を持てるようになった今日、良いものをつくり、広げる手段があれば、
何でもできます。
その内容は、各スタジオ(無限に増築可能)を使って、ある部屋ではブログを書いたり、
別の部屋では楽曲やPV、はたまたインスタレーションを作ってみたりといった実験室も
面白いかもしれません。
インターネットの面白い所はあらゆるメディアを巻き込むことができるので、
やり方次第で総合的な展開ができます。

アイデアひとつで、世界を変えられる時代です。

海、陸、空が地球上に広がっているように、いまとなってはインターネットは新しい大地とも言えます。
その名も「スタジオ18」。広野の一角に設立します。お楽しみに!できたら遊びにきてね。
オー・ブラザー!より